花見よりゴミ


花見はしない。
散歩がてら桜並木を見ることはあるが
公園などで仲間と酒を飲んでどんちゃんはしない。
一つに私にはそういう友人がいない。
しかしながら、皆無というわけでもない。
もう1つが、最近ニュースになった花見客のゴミである。
そうでなくても地べたに座って埃っぽいところで飲み食いするのは躊躇する。
さらに近くにゴミの山でもあれば、ゴミの臭いがすれば花見の気分も失せる。
今さら遅いのだが、昭和の頃『ゴミはゴミ箱へ』という教育がされた。
ゴミを公共の場所や道路にポイ捨てするな、というキャンペーンだったが。
学校や職場の掃除をするとわかるが、ゴミ箱に貯まったゴミをまとめて
集積場に持っていくのが実は大変なんだ。
ゴミ箱に捨てるなんていうのは実は環境的には何の長所はない。
道路にポイ捨てするな、という意味だけだ。
本来はゴミを出すな、が正しい。
出したにしても、持って帰れということだ。
しかしながら、ゴミ袋を電車で持って帰る人を見たことがない。
結局どこかのゴミ箱にポイ捨て。なんだな。
テレビでやっていた上野にある某公園ではゴミ箱がごみの山に埋まってしまっている。
花見客のほぼ全員がそれでいいと思って捨てているのだろうな。
そんな薄汚い場所、薄汚い気持ちの人たちの人混みに行くのは嫌だ。
そこで考えた。
多くの人が集まる球場やコンサートの入り口で荷物検査。
同じように宴会をやってもいい公園の入口で荷物検査をすればいい。
ゴミになるものの持ち込み禁止。
飲み物は水筒のみ。ビン・カン、ペットはダメ。
食べ物はお弁当箱のみ。
袋に入ったものやプラスチックトレイの弁当や惣菜はダメ。
小学校の運動会の感じかな。
ビールが飲みたきゃ帰り道にそういう店に行けばいい。
何も他人に大迷惑をかけてまでビールを飲む必要はない。
もう1つの考え方がある。
食べ物は地産地消、公園の中や周囲の業者から購入すること。
それ以外の持ち込みは手数料。
ゴミの処理は受益者負担、地元の業者が仕事として清掃ごみ処理をする。
夏の海水浴場では海の家の人が砂浜の掃除をしているというのをテレビで見た。
カレー一皿1000円とかビール一杯1000円というのはそういうおカネも入っている。
とにかく酒を飲んで食って騒いでいる人を優遇する必要はない。