遺族への説明、罵声

親族をいきなり奪われた遺族の悲しみは当事者でなければわからないくらい深いものであろう。
会社のしどろもどろの対応に怒りがこみ上げるというのも当然のことである。
社員や社長に重大な責任があるわけだが、事故の何もかもがわかっているわけではない。しどろもどろも仕方がないことではある。ましてまだ原因は闇の中、乗務員も死んでしまったし現場の目撃証言もない。罵声は当然なのだろうが、いつか死体が上がって原因究明がなされて、関係者の処罰が決定したとしても遺族の悲しみは何十年も続くことになる。罵声は意味がないという理屈と罵声くらい許してやれという理屈、どちらが真理なのかな。

もう一つ、謎に包まれていた道志村での女児不明事件。今日になってそれらしい骨が見つかったというニュースを見た。どこかに犯人がいるのではないか、という推理を当時していたのだが何一つ事件を匂わせる証拠が上がらない。当初は親族が怪しいなどと書き立てたマスコミ、私も最初は怪しいと思っていた。しかしながら日本の警察はそこまで無能ではない。親族の犯人説は消えた。第三者の連れ去りが強く疑われたが書いたように第三者の痕跡、証拠が全く出ない。とすれば変なところに入り込んだまま息絶えたか、本当に神隠しに遭ったのか
ようやく今日になって最初の証拠が見つかったわけだ。科学捜査によって数週間で謎が解明されるだろう。
あの母親の悲しい目撃者探しはいよいよ終わるのだろうか。数年間、どれだけ辛い思いをしてきたことか。
そんなつらい思いをしたくないのなら小さな子供を山に連れて行ってはいけない。なにか勘違いしている人がいるが大自然は人類の敵なのである。たとえ高尾山や筑波山であっても軽装で林の中に入っていけばたいていは数日で死に至る。まして6歳以下の子供など数mの急斜面や50cmの深さの川や池でも死に至る。BBQなどと気軽に子供を山に連れて行くべきではない。レストランやスーパーや新幹線の中で泣くわめく走り回るといったしつけができない親子ならなおさら危険である。