<御嶽山噴火3年>鎮魂の祈り

地震津波や風水害などの自然災害は私達人間にはどうにもできない。
ひたすら受け身でひたすら逃げ惑うだけだ。
また、私達の科学もまだ発展途上で台風以外は災害が起きてからしか予知できない。
地震など実際に発生した現場で測定していても
余震の予知さえできない。
まして火山の噴火などに遭遇すること自体、隕石にぶつかるくらい稀なこと。
よほどの観測体制が出来ている火山以外は予知は不可能。
せめて地震が増えて噴煙が上がっているというのなら多少の危機も感じるだろうが
3年前の御嶽山は青空の中でいきなりの噴火。
こうした自然災害の犠牲者の遺族が役所を相手に訴訟をおこすというのはいかがなものか。
いろいろなデータを見ると多少の危機管理の甘さを感じることもあるが
本当の危機なのか、噴火するまで誰にも確証は持てないし責任も取れない。
その代表例が富士山だろうな。
火山性微動が観測された、として、登山禁止。
それが1ヶ月続いたとしたら経済損失はいかほどになるのだろうか。
それこそ、噴火しなかったら損害賠償請求になりかねない。
噴火すれば訴訟は起きない。
つまり予知して登山禁止にして噴火する、という綱渡り以外は世間は許してくれない。
そんなんじゃ、科学は進歩しないよ。