【京王線放火】京王線乗務員ら判断でドア開けず 転落防止

乗務員があえてドアを開けないという判断をした。結果的には間違っていたわけだが。
私は今日の午後、ネットで見ていたのが戦後国鉄重大事故、5大事故と表現されることが多い。100人以上の死者が出た事故というくくりがあるそうだ。車両火災の桜木町事故、多重衝突の三河島事故鶴見事故国鉄というククリでは洞爺丸事故と宇高連絡船事故の5件である。これを鉄道事故とすると海難事故の代わりに戦後すぐに起きた八高線衝突事故と八高線転覆事故が上がっていた。
私が着目したのは1960年代の三河島事故である。脱線した貨物列車に通勤電車が接触、脱線、このときには死者0、重傷者0だった。桜木町事故を教訓に非常ドアコックがつけられて乗客はすぐに列車から出られるようになった。乗客が線路に降りて逃げ出した数分後対向列車が現場に突っ込んで死者160人という最悪の鉄道事故になった。それ以降、事故が起きて列車が停まっても乗客は簡単に車外に逃げることは許されなくなり何時間も閉じ込められることが普通になった。とは言っても閉じ込められるのは事故を起こした列車ではなく、そのあおりで止められた列車がほとんどではあるが。
今回の京王線の場合は列車内で火災も起きている。実はすぐにドアを開けるべき事案だった。

1985年御巣鷹山事故があってから日本では人命に関わる航空機事故は起きていない。
三河島鶴見事故以降100人を超える死者の事故など起きないだろうと思われていた。が、2005年福知山線事故が発生、100人を超える死者を出したのには多くの人が驚かされた。
レールの上を走るだけの比較的単純な構造の鉄道、自動車のような安全装備がもっと早く設置されてもおかしくない。はずだが。