京王線刺傷事件

そんなに頻繁ではないが、列車の中でのテロ事件は定期的に起きている。
残念ながら防ぎようがないのである。あやしいやつを電車に乗せないという法律を作るしかない。
さて、私が食いついたのはこの記事。
**外に出ようとした乗客がドアの非常用コックを使用していたため、車両がそれ以上動かせない状態になっていて、駅のホームドアの位置と合わずに車両のドアを開けられなかったということです。**
投稿動画を見るとドアが開かず全開できない窓から乗客が逃げている。なぜドアが開かないのか。
非常コックを操作すればドアを開閉する圧縮空気が抜けて、、開くはずなんだけどなあ。
次に電車はホームにいた、にも関わらずドアが開かない。本線上ならドアが開けば危険だがホーム内なら何も危険はないはずなのに。
次に窓からようやく出られた乗客はホームドアに行く手を遮られる。乗客を守るべきホームドアが障害となった珍しい例である。
今回のいざという時に非常ボタンも非常コックもドアも窓もホームドアも何も機能しなかったことになる。実は何らかの形で機能したのだろうがマイナスに働いた。
非常ボタンと非常コックと車掌のドア捜査とが連携していなかったというのはショックな話だ。
つまり乗務員は間接的に乗客を助けられない。
さらにダメ押しなのがホームドア、あれだけ危険防止だの自殺者を出さないだの目が悪い人が安心だの、大騒ぎして壁を作っているが、今回は邪魔だった。
よくよく考えればみんな機械仕掛けのアナログなものばかり。アナログのポイントは「常に3つ以上の目で見ること」なんだよね。
家のブレーカーが落ちて真っ暗になったとしたら、3つ以上の理由が考えられるだろう。今どき娘がドライヤーを使ったくらいでブレーカーは落ちないしね。
それを「ホームドアがあればもう安心だ」「ホームドアがなければ目が悪い人には危険だ」という1つの目だけで物事を考えるのは目が見えない人と同等に危険だ。