北朝鮮が弾道ミサイル2発発射

つい先日の巡航ミサイルに続いて弾道ミサイル発射だそうだ。
私は仕事中だったがテレビやネットを見ている人たちの話では速報が出たのは発射時刻から20分過ぎてからという。もし日本への攻撃とすれば着弾地域の人たちはみんな死んでいる。もちろんもっと早くわかったところで結果は大差ないのだろうけど。
ポイントは国家の防衛、マスコミの怠慢とは言わないがちょっととろいところかな。どれだけお金をかけて優れた防衛システムがあったとしてもいざというときに国民に伝わらなければ無いのと同じだ。
80年前の帝国軍部と一緒でおエライさんたちは絶対安全なところにいて、前線の兵士には死ねというのである。B29による皆殺し作戦に対しても軍部は何もしてくれない。一部の高官は終戦時に自決したらしいが最前線で飢餓と感染症で苦しんで死んでいった兵士とは大違いだ。
現在の法律では有事の際、最前線での自衛隊員を守ることはできない。全員何もできないで殺される危険性がある。小説「宣戦布告」で描かれている。

もう一つ
北朝鮮の動きは韓国のミサイル発射実験とリンクしているという報道。どうりで随分手前で落ちたわけだ。そのへんの経緯や駆け引きをもっときっちり報道すべきなんだけど、ミサイル発射という言葉ばかりでただ不安を煽るばかり。
80年前に大本営発表を報道とをイコールとしていたマスコミの罪は重かったが、未だにその反省がなされていないのは残念である。
ミサイルがかなり手前で落ちたこと、日本への危害がまったくないことが明らかになると、ネットニュースのトップからも消えてしまった。
菅政権がなくなるとわかると株価は高値更新、石破氏は誰を押すか、アイフォンの新型とマスコミと市民の興味は北朝鮮にはないのであった。

もう一つ
アフガンや北朝鮮のようにどこの地域にも悪役の国家は存在している。80年前の日本も世界からはそう思われていた。今の日本でも暴力団や訳のわからない政党が存在するように「悪」は何らかの存在意義があるらしい。そういえばどこのクラスにも嫌われ者がいたよな。ちなみに小中学生の頃の私は嫌われ者だった。(笑)