ニュースではけしからんという論調だが、微笑ましいニュースではないか。
最強のジェットコースターで何人か骨折などの怪我をしたという。
人気アトラクションで数千人、数万人のうちの数人である。
それも最強の加速というではないか。基本的にコースターは故障したわけではない。普通に加速しただけだ。
怪我した奴らの「へーきへーき、俺は大好きなんだ」といいながら乗車したのが目に浮かぶ。つまり、怪我した人が悪いということだ。自分には関係ない遊園地の話に「けしからん」と怒りの矛先を向けるのは間違い。怖い思いをしたくないのなら乗らなければいい。自己責任の世界の話なんだけどね。
富士急にしてみれば、批判されて面倒な事案ではあるが、実は首の骨が折れるほどのすごい加速というのをニュースが証明してくれたわけで、絶叫マシンの面目躍如というところだ。
もし、けが人を出したくないのなら加速を緩めればいいだけの話。
話は変わるが
私はスポーツカーもスポーツ走行も大好きである。
最近、郊外の空いている大きい道路で制限速度で走っているジジイ、だけではない、40代前後の比較的若い人たちもおじいさんみたいな運転している。それが悪いとは言わないが後ろに続く車列を見るとなんともいい難い。
今は100馬力程度のクルマを所有しているが、以前は300馬力オーバーのクルマにも乗っていた。だから公道をぶっ飛ばすとは言わないが、サーキットでも峠道でもそこそこのスピードで走る。
当然曲がるときは横Gに耐えなければならないし強いブレーキで思いっきり前のめりになる。
最近の若い人たちはそういう経験をほとんどしていないらしい。
20代でもブレーキの踏み間違い事故を起こすという。もはや運転はジジイなわけだ。ゆっくり走ることが最善なわけだ。
そういう人は本質的に絶叫マシンは嫌いなはず。スピードにスリルを求めないわけで。ド・ドドンパで怪我をした人のプロファイリングはそんな感じだと。富士急などいかずにTDLでダンボに乗っていればいい。
もう一つ
ド・ドドンパの加速は空母の発艦で使うカタパルト、30tの艦載機が2秒で300km/hというものに近いという。実際は発射1.56秒で時速180km!という。受けるGもカタパルトに近いそうだ。
ちなみに空母では猛烈な加速Gのため、艦載機のパイロットは空中に放り出されるまで自動操縦だという。
逆に着艦のときはタッチダウンの瞬間にフックに引っ掛けて機体を時速300キロから数十mで停止させるそうだ。この時パイロットはもしフックに引っかけ損なった場合、フルスロットルで離陸しなければならない。パイロットはとんでもない前後のGに耐えながら操作をしているわけで。
レーシングドライバーにしても戦闘機のパイロットにしても首周りの筋肉が猛烈に発達している。