タリバン政権

先日放送の映像の世紀「中国の革命」というのを見ていた。
清王朝からの革命、文化大革命、などなど中国が巨大国家になる過程で多くの内戦が行われていた事がわかった。多くの血が流れたということだ。
韓国は80年前の日本に対して強い敵意反日感情を持っているが、同じように攻撃された中国は韓国ほどではない。その理由は国内に敵がいたということなんだろう。
毛沢東の時代に古い文化を否定するというひどい行為もあった。数千年の文化の歴史があるのにもったいない話である。
アフガンのこの80年の歴史もいろいろである。
ソ連の侵攻、アルカイダのテロ、アメリカとの戦争など平和とは程遠い歴史がある。
そしてどうしようもないのが首相府に入ったタリバン幹部の映像、機関銃を構えて一緒に映っている。
彼らは銃器なしでは力がないのである。あんな戦争ありきの野蛮な政権を世界は認めるのだろうか。中高生の不良と一緒で見てくれの力を誇示しなければやっていられないのである。今の時代に武力のみの政権など国際的に認められない。
ところがコメンテーターは国際社会は政権を認めた上で監視、援助すべきという。そうでないと暴力的政権から逃げ出した民は世界を放浪してまたまた問題を引き起こす。できれば国内にとどまって暮らしてもらうのが一番なのだ。テロや処刑のない国家の樹立が求められる。

もう一つ
とんでもない雨が九州や中国地方に降り続いた。
水害も発生してしまったわけだが、ちょっと気になったことがある。
まず土砂災害、数日前から報道しているのは雲仙と岡谷の二箇所だけなんだ。
先月の熱海の土砂災害は人災の可能性が高いが、実はそこ以外では起きていない。
改めて思うことは日本は災害に強い国なんだ。あれだけの豪雨でも大規模な土砂災害は起きなかった。大雨で川があふれることは雨の多い日本では仕方がないこと。被災者はそれなりに出てしまったが人命が奪われることはミニマムであったと感じる。
雨降って地固まる、というが、毎年のような大雨で崩れやすいところはほとんど崩れてしまったとも言えなくもない。
つい先日、広島の安佐南区の5年前の災害現場を見学した。今回の大雨で心配していたのだが小規模な土石流はあったが、やはり被害は少なかった。
温暖化で台風や豪雨災害が増えているのだが、同時に災害に強いまちづくりも進んでいると感じた。
とは言え、今回の豪雨災害で東京近辺の我が家周辺のアメダスデータでは1日雨量が最大で100mm程度だった。翌日は20mm程度に。
もし東京近辺に九州のように3日間で900mmなんて雨が降ったとしたら、と思うとゾッとする。
3.11の時、電車が止まっただけであの大混乱、豪雨で道路も使えなくなり停電が各所で発生したとすれば国の経済損失の問題に発展するだろう。