一太郎禁止

政府内で相次ぐ法案のミスなどを受け、「一太郎」禁止令が出された。
中央省庁では、ワープロソフトとして「ワード」を使うのが主流となっているが、一部では、国産の「一太郎」が使われている。
ただ、互換性の問題から、相次ぐ法案の条文ミスの理由とされたり、民間企業とのやり取りで不便が生じ、政府内で「一太郎」の使用を問題視する声が上がっている。
という大ニュース。

私の職場でも40代前半まで一太郎を使ったことがないという。
私らの世代のようにパソコン創成期からの人間は一太郎という選択肢しか無かった。
それこそ創成期にはユーカラなどのワープロも使っていたが。
90年代にはPC購入時ワード・エクセルと一太郎ロータスを選択できた。
私は当然一太郎なんだけどね。
ロータスからエクセルへはそれほど大変ではなかった。
関数などの操作がほぼ同じだったから。
ところが一太郎とワードの操作感の差はなんともし難い。
一太郎は1行42文字なら罫線を引こうが画像を入れようが遵守される。
ところがエクセルはニュルニュルと行末が変化する。
本当なら日本生まれの日本語ワープロ一太郎が主流になるはずだったがマイクロソフトの戦略にハマってしまい今の状況である。
45歳以下の人たちは「一太郎は使いにくい、わけわかんない」などとぬかす始末である。
2000年代までATOKMS-IMEには圧倒的な日本語変換能力の差があったが、今ではかなり正確に変換できるようになった。
(私はgoogle日本語ユーザーだが、会社ではワードMS-IMEを無理強いされている)
本来なら国を上げて国産ソフトを後押しするべきだと思うのだが、役所はマイクロソフト押しなのである。
ジャストシステムはよくぞこんなニュースが出るまで走り続けられたものだ、と関心する。
というわけで、私は個人的には一太郎を利用する。ただし、バージョンが相当古い。(笑)