やめれ

河野大臣が深夜未明に及んだ文科省新大臣らの出迎えについてコメントした。
自身の会見でも同様の発言をして改革を訴えている。
やっとまともな人が政界に来てくれた、と思っていたら
党幹部は何をしでかすかわからないので無難な部署の大臣にしたという。
半沢直樹はちょっと誇張しているだろうが、お役所や企業では
まともな正論を言っていては危ないやつと評価されるらしい。
ここでいうまともなことととは「休みを増やせ」「給料上げろ」という要求ではない。
「ここはおかしいのではないか」と正していこうとする意見だ。
私の職場でも先日「働き方改革の会議」が行われた。
残業を減らそう、業務を効率化しよう、早く帰ろう、というスローガンなのだが
その会議を勤務時間終了後にやっている。まるでコントである。
子供でもわかる矛盾に有名大学卒のエリートたちは声をあげない。
おえらいさんたちも自分たちの命令での勤務外の会議については知らん顔。
働き方改革など絵に描いた餅だな。
河野大臣もなんの実績もあげられないまま1年弱の任期を終わらせることだろう。
そもそもそういう改革や規制緩和には誰も興味がない。
文科省は教科書屋さんや教材屋さんや塾が儲かるような改革。
国交省土建屋さんが儲かればいいのである。
自分たちの既得権益がさらに大きくなる改革は大歓迎。
夜遅くまで仕事をすることもいとわない。