大学入試首里城


既得権益の集約、これが昭和54年からの大学入試改革。
「特色ある」とか「経営の自立」など口先だけはきれいなことを言うが
文科省は金儲けの権利だけ握って離さないのである。
それも受験産業に配慮して定期的にシステムを変更している。
そのたびに受験産業は儲かり、そのお金は親が支払うことになる。
学校と生徒は右往左往するだけ。
それを面白がってマスコミが見ているという構図が続いている。
そもそも頭のいい人が東大と早稲田と慶応に合格してはいけないのである。
違う大学、違う理念、違う欲しい学生像がある。
どの大学も均一の人材を募集している方がおかしい。
それを全国均一の試験制度で合否を決めるというのがおかしい。
さらに今回の改革は英語業者も儲けさせようという。
文科省の役人は学校設備や人事に係る予算の心配だけしていればいい。
教科書や入試問題に役人がクビをツッコむものではない。
もう一つ
首里城の衝撃的な映像が毎日テレビで見ることができる。
短時間で木造の建物全体が紙のように燃えている。
材木はああいう燃え方はしない。
放火を疑った。
アニメ会社事件のようにガソリンなどの燃焼促進剤をまいての放火か。
それにしても燃え方が均一だし、他の建物への延焼も速い。
調べてみると赤く塗られている塗料に問題があるようだ。
どんな材質か、桐油といううるし系の油分の塗料の溶剤。
これを溶剤に使うと赤の発色が良くなる、沖縄独特の手法らしい。
つまりガソリンを全体に塗ったくった建物だったということになる。
私らの住宅地では防火構造が義務付けられ、板張りの壁の家は建てられない。
ログハウスも厳しい防火テストをするそうだ。
そう考えると、設計段階でよく燃える建物であることはわかっていたはずだ。
にも関わらず、である。
そういう責任問題は見ぬふりをして、再建再建と金集めを始めている。