”生類憐みの令”とイノシシ

先週砂防ダムに迷い込んだイノシシが話題になった。
現代の”生類憐みの令”の鳥獣保護法が取りざたされる。
野生の動物に手を出してはいけない、はずだったのだが
通り道を作ったり、餌を与えたり、捕獲用のおりを設置したりと
超法規的措置の連続である。
ポイントはあそこにいれば人に危害は加えない。
つまり手を出す理由など実は無いのである。
それが「かわいそうだ」という全国からのご意見??で
超法規的措置にあっさり移行している。
さて、ここでのポイントは何か。
野生の動物に…などと言うのは野暮。
現代の悪法”生類憐みの令”である鳥獣保護法は絵に描いた餅。
その矛盾を考えれば、
畑や里山が荒らされても泣き寝入りする。
ただし都会に出てきた場合や人的被害の場合は何をしてもいい。
一般の人が手を出すと問題なので、基本的には公務員が片付ける。
動物が死ぬのを見るのは嫌だが、公務員が見えないところで殺すのはいい。
血しぶきが飛ぶ殺処分は嫌だが、血の滴るステーキは大好きだと言うことだ。
先日の都心に現れたアライグマの騒動にしても
腕に自信のある警官がズドンと仕留めるのが正しい。
あとでバカが「かわいそう」などとクレームするからあんな間抜けな騒動になる。
都心で捉えた外来種のアライグマをあとで山に返すわけもない。
殺すシーンを見せないために網をもって大騒ぎするだけ。
福島の原発被害の町ではイノシシが異常発生している。
都会ではカラスだけでなくムクドリやシラサギも迷惑な鳥にランクイン。
そもそもが人と野生動物とは共生できないのである。
何を保護したいのか責任者に聞きたいね。