パナソニックリチウムイオン電池

10年前のパナソニックルミックス
電池を入れても電源が入らない。
電池を充電しても熱くなるだけで、電圧は0V。
たいていはここであきらめるのだけど、ネットで調べてみた。
すると
過放電で電池内の安全装置がはたらき機能不全になる。という。
その安全装置のリセットができるかもしれない、というもの。
実際に試してみた。
その方法に関しては、読者の責任で調べて欲しい。
最近、二次電池の充電、放電での加熱、火災事故が報道されている。
基本的に電池は作動しなくなったら廃棄、交換である。
私が安易に記述してそれを見て実験したら事故になったと言われても責任が持てない。
私が実験したのも自宅ではなく、然るべき実験室である。
さて、
実験してみると、電源が復活、カメラが作動した。
ここでポイントがある。
なんでも一気にもとに戻ると幻想を抱いてはいけない。
作動しただけである。
1分ぐらいで電源が落ちた。
再び充電してみる。
事故にならないよう、数分ごとに電池と充電器に触って発熱を確認。
ここで、触っていられないほど加熱していれば中断である。
20分ほど充電して再びカメラに入れて起動。
カメラの表示は満充電だが1分ほどで1メモリ減り、数分で充電のアラート。
これを数回繰り返すと、とりあえず数分間は実用に耐えられるようになった。
しかしながら、充電器のランプは充電中の色にならない。
充電中に目を離せば異常発熱のリスクはあるし。
すでに10年経過している電池なので、実用レベルの復活にはならないだろう。
あくまでも、実験ということで。
もう1つ、
パナソニックリチウムイオン電池の老舗メーカーでもある。
性能の良い電池だけでなく、このように危険回避能力のある電池も早々に開発していた。
パナソニックの電池の加熱事故がほぼないというのもこういうことなんだろう。