VWゴルフGTI、1日試乗


ディーラーの近所を数分走るのではなく、自宅に持ち帰っての長期試乗である。
というのは嘘で、点検修理のための代車。
預けたクルマのほぼ倍の値段の代車となった。
このGTIがすごいところはとにかく運転しやすい。
スポーツグレードとしての肩肘張ったところがない。
低回転からのトルクの盛り上がりもリニアでドッカーンという感じはない。
スピードや加速に興味のないオバハンも普通に運転できる。
しかしながらちょいとアクセルを踏み込めば図太いトルクを体験できる。
片側二車線の国道なら制限速度まで瞬時に到達する。
速い車線に変更しても後ろのクルマに追いつかれることはない。
ホイールベースオーバーハングが最低限なので
車幅の割には狭い道での取り回しもよい。
もう1つ
今時GTIといえどもアイドルストップ、環境性能もちゃんとしている。
信号待ちでアイドルストップ。
ところが、ブレーキを踏んだままなのにエンジンがかかる。
次の信号でも同じ現象が。エアコンの制御かと思っていた。
さらに次の信号でそうではないことに気づく。
さらに次の信号で確信した。
エンジンのかかるタイミングはブレーキペダルではなく、先行車が動き出す瞬間。
つまりレーダーで前の車を認識して、動き出すと自車も動くと判断している。
ルーミーも前の車が動いても止まったままだとブザーがなる。
それよりも2歩進んだ制御だと思う。すげーな。
もう1つ
GTIを返還して愛車のポロを受け取って自宅に戻った。
鍵置き場に鍵を置こうとした時驚いた。
VWの鍵が2つある。
やば~い、GTIの鍵を返還していなかった。
借りた私に返却の義務があるわけで。
金曜日の夕刻、道路は混んでいる。
仕方なく、バイクで8km先のディーラーへ向かった。
営業マンは、私の家までとりに行く覚悟をしていたそうだ。
ジュースをもう一杯ごちそうになり家路につく。
クルマのキーは無線ではなく、挿して回すほうが安心だな。(笑)