アメリカナイズされた大量消費の社会に生きている。
おカネのために働き、おカネを使うことに快感を得る。
とは言っても、生活費ありきである。
という人たちに甘い誘惑。
クリスマスのケーキから始まり年越しそば、おせち料理、
土用の丑の日などなど、理由をつけて購入というのが楽しいらしい。
昭和の時代にバレンタインデーにチョコレートというお菓子会社のキャンペーンが大当たり。
あとに続けとホワイトデー、恵方巻きだそうだ。
買う食べるという本能を揺さぶるのが良いらしい。
おかげでバレンタインデーも好きな男子に、なんていうのは過去の話。
今は友達や自分へプレゼント、男子が女子へなんて話もある。
もう大義がなくなって、チョコレートを買うということが独り歩きだ。
食べ物は深夜の通販の商品と違って、購入して後悔しても食べられるという逃げ道がある。
とにかく、何か理由をつけて買いたいだけなのである。
私は酒が好きな辛党だが、チョコレートも結構好きだ。
ただし、好きなだけあって好みがある。
(実は私の父親はお菓子屋勤務だった)
義理チョコで美味しかったー、という思い出はほぼ無い。
恵方巻きにしてもただの海苔巻きである。
普段スーパーで100円で売っているものがあの日は200円である。
誰かに言われて食べ物を無理やり食べるのは失礼である。
実際恵方巻きは多くの現場で大量に廃棄されたというニュースを見た。
大切なおカネである。大切な食料である。
自分の食べたいものを食べたいときに買うのが筋ではないのか。