この団体がどうかは置いといて
消費の快感の究極のイベントだと思っている。
おカネを持っていて何かを買うというのは快感の一つ。
ちびまる子ちゃんの時代から、どうでもいい駄菓子や消しゴムにお小遣いを使っていた。
私の子供の頃は『スパイ手帳』だったなあ。
しっかり者のうちの嫁さんもスーパーに入ると水を得た魚のように売り場をさまよう。
たいした金額を買うわけではないが、満足度は高い。
それが、どこからか『買わなければいけない』などとなれば。
女たちはスーパーや専門店のチョコレートコーナーをさまようのである。
美味しそうなお菓子を数千円も買うのである。
自分が食べないにしても彼女たちには快感。
あまいものを食べるより買う方が快感なんだな。
人間の感性は不思議なのである。
お菓子を売りたい側と買いたい側の需要と供給が見事にはまった行事なんだ。
私の職場には義理チョコなる風習はないので助かっている。
お恥ずかしい話だが、義理チョコ以外のチョコの経験も
高校時代に1回、大学時代に1回、今の嫁さんと付き合っている時に1回。
義理チョコにしても、職場関係はほぼない。
保険会社のおばさんから何回か。(笑)
人間関係が円滑になるなど詭弁がまかり通っているが
おおもとは女たちがチョコが買いたいだけなのである。
問題なのはバレンタインではない。
1ヶ月後にお返しがないとかで、人間の評価が下がるということだ。
この風習が始まってから50年ぐらいか。
あまりにも中身のないマヌケな話なので、流石に最近すたれてきたというニュースを見た。
という時期に『バレンタイン粉砕デモ』というのも悲しすぎる。
チョコをもらってニコニコするというのは70年前のトラウマなのか。
日本人に染み付いてしまった感覚なのかな。
まあ、外国にも子どもたちが『お菓子をくれ』という風習はあるけどね。