いつの時代もこの手のものは若者たちを蝕んできた。
昭和の頃は、雑誌だったりテレビだったりラジオだったり。
そして昭和の終わり頃にテレビゲームが登場して
子供たちをおおいにバカにした。
プレステ2ぐらいの時期から携帯型ゲーム機が取って代わり
それがここ数年でスマホに移行している。
電車や街角でも夢中になっている奴らをこれでもかとみることができる。
そして、本命がSNSである。
家の黒電話では家族の目がきつい。
ポケベルからピッチ、そして携帯からスマホへと
ハードの進化はものすごいのだけど、ソフトの方は相変わらず
他愛もない短文の数々である。
頭の悪い、行動範囲の狭い若者にそんなに書くことも伝えることも無かろう、
と、高をくくっていたのが間違い。
ほとんど意味が無い短文の応酬をすることが大事なんだな。
政治家よりも人とのつながりを大切にしている。
最近のニュースにもあったように、そんな付き合いで命さえ落としてしまうのである。
そんな危ないものを親は買い与えているわけで。
私の子供が麻薬をやりたいといえば、きっとぶっ飛ばすだろうな。
先日の何かの研修会でネット依存のPPを見た。
その中の映像で授業中の中高生らしき女子の姿。
先生に見えないようにしてスマホをいじる。
ひと通り打ち終わって机の中にしまう。
ところが2分30秒後にまた、取り出して操作を始める。
一度しまうのだが2分後にまた取り出す。
何と50分の授業で平均2分半間隔で携帯を取り出していた。
10代後半から20代のスマホの保有率は94%とも言われている。
その中の数%が依存症なわけで。
そして、麻薬患者同様何とかしなければという自覚症状がない。
薬をやってから効き目が切れるまでの快感をひたすら求めるのみの生活になる。
依存症はだいたい2から3分。
そりゃ歩くときも自転車にのるときも飲み会の時も必ず片手に持っているわけだ。
例え法的に規制してもダメなんだろうな。
麻薬同様、脱法ハーブとか危険ハーブとか名前を変えて生き残るように
ポケベルもピッチも10年ともたなかった。
常に新しいアイテムが登場するんだよね。
電車の中で携帯で喋る人が問題になったって、何年かで消えてしまった。
かくいう私もこうして毎日ブログをアップしているネット依存の入り口にいるわけだが
私はネットよりも好きなことがたくさんあるので、
携帯のバッテリーが切れていたことに1日気付かなかった、なんてことはザラである。
そもそも、SNSで頻繁にやりとりする友人がいない。