地上波、BSのデジタル化でテレビの画質は飛躍的に良くなった。
ブラウン管にはもうもどれない。
80年代のレコードのCD化、この頃は賛否あったが結果はデジタルの勝ち。
今でもアナログレコードと言う人がいるがこれは懐古趣味の世界だ。
70年代のトランジスター化というのもあったね。
これまた真空管がいいという人がいるし。
趣味の世界はたのしい。
注、、この先、高画質映像に興味ない方はスルーしてください。
さて、テレビに戻ってフルハイビジョンから4Kである。
いずれは、2011年のハイビジョン化のようにすべてを4Kにしたいのか。
ところが、ここに立ちはだかるのが人間の目の物理的特性。
テレビでも印刷物でもすべてドットで表現されている。
解像度はこのドットの大きさやドットピッチに依存する。
細ければ細かいほどいいのだけど、あまり小さいと人間の目で確認できなくなる。
科学の世界では分解能といって、顕微鏡の性能などに用いられる。
人間の目で確認できる大きさは0.2mm程度が限界と言われている。
これも個人差がある。0.2はかなり良い方だと思う。
最初にこのドットピッチに近づけたのがパソコンのモニタ。
フルHDと書かれているのでは最低で23インチクラス。
テレビでフルハイビジョンと書かれているもので32型からある。
この差は視聴距離にある。
理論値に離れてみると、32型でフルHDとハーフHDの映像の違いを指摘できる人は少ない。
ある程度ドットピッチが小さくなると人間の目で確認できなくなる。
フルHDハーフHDの違いがわかるのは37型からと言われている。
37以上では同じ映像を拡大して見るわけで、同じ距離で見比べるとぼやっとしてくる。
見比べると、ではあるが。
同じ理屈で4Kは49型50型から違いがはっきりしてくるという。
もう一つ
せっかくの4Kの高精細なパネルであっても、ソースがハイビジョンでは拡大しただけになる。
そこで考えられたのが、アップスケーリング。
もともと1900ドットの映像を3800ドットに映せばボヤケるが
1900ドットはそのままにその隙間のドットに新たに演算したドットを挿入するというもの。
つまり線はちゃんとつながるのである。
1900のフルHDが擬似ではあるが4Kとして見ることができる。
これはお店で確認することは容易だ。
我が家のLDKはLに4Kテレビ、Dにアクオスが置いてあって見比べることが可能。
リビングの4Kテレビは5m以上離れているのに目の前のアクオスより鮮明なのに驚くわけで。
4K映像がすごいのは当たり前だが4K技術がすごいのである。