陽春

我が家はボロっちい太陽熱温水器を設置しているが
あまりにもボロっちいので冬場はほとんど使えない。
太陽熱とは放射熱であり一種の光である。
周囲の気温とは関係なく光の強さで決まる。
南中高度が30度台では我が家の機材は使えない。
さらに、気温は関係ないと書いたが貯水槽の断熱もだいぶ悪いので
すぐに冷気で冷やされてしまう。
ところが立春を過ぎて、温水器のホースから出してみるとほんのりあたたかくなっている。
水道や浴槽の水は気温と同じ程度なのでだいたい5度から10度。
それよりは温度が高いので入る寸前にこのぬるい水を使えば
給湯の節約になる。
我が家は物理的に春を感じる。
もう一つ
今日も北風が強い。
またまた北海道で低気圧が発達している。
冬が低温なのは大陸の高気圧の寒気のせいだが
低気圧の発達、風が強いというのは温暖化である。
温暖化が進むと冬は寒くなる。
海水温が上がり気温が上がると、冷気とぶつかって低気圧が発達するからだ。
昨日の竜巻もその小さな例。
地表がある程度暖かくて寒気が入ってくると発達した渦ができるわけだ。
何度も何度もここで書いているが
私は原発反対派だが、今ある原発は稼働して欲しい。
原発など必要ないという乱暴な意見で(私は反対派だが)化石燃料をガンガン燃やして
豊かな電力を供給している。
その代償が小さい例では燃料の過剰な輸入、コストの増加。
大きい例では温暖化の推進だ。真冬の暴風や竜巻などちょっと前まで無かった。
目先の原発の危険性ばかり騒いでいて、目の前の環境の悪化はわかっていない。
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