10年ぐらい前からフォルクスワーゲンなどのディーラーに行っては
実車を見たり試乗したりしている。
やはりゴルフはいいよね。
世界のメーカーがランドマークにするだけのことはある。
ゴルフのすごいところは、ものすごくスタンダードな数値的性能なこと。
エンジンは1200からである。
GTIやRというスポーツモデルはあるが、それほど人気はない。
外観に派手さが全くないので、スポーツモデルという高揚感が今ひとつ。
さらに他社の上級グレードやスポーツモデルと比べて傑出したところもない。
ただ、速いだけなんだけど。
でも、乗ってみると質感や乗り心地と速さとのバランスが凄くいい。
それは1200でもGTIでも同じようにいいんだな。
だから、VWを買おう、、という話ではない。
先週発売のカー雑誌の記事に外車を買おうというのがあった。
読んでみると、外車購入のハードルが低くなっている、という。
購入時の値引き、故障にまつわる維持費、燃費などなど
国産と変わらないということだ。
ハイオク仕様についても、知っている人は知っているが
ヨーロッパではレギュラーのオクタン価が日本のレギュラーとハイオクの中間。
大した問題ではないのだけど、設計オクタン価を下回るものを指定するのはまずい
ということで、日本ではハイオク仕様になっている。
あまり薦められないが、レギュラーで困ることはほとんどないと聞いている。
ただし、多くの節約家はレギュラーとハイオクを半々に給油している。
だから、外車のハードルは下がったのだろうか。
雑誌の記事はここで終わりでがっかりした。
3年後5年後の残価については触れられていない。
残価率が低いのである。
国産車では3年後の残価率が50%程度が大半だが
外車で50%を超えるものはかなり少数派だ。
もともと価格が割高の上、維持費でも割高、その上残価率が低いとなれば
国産車との差は開くばかりである。
地方に行けばディーラーや指定整備工場も極端に少なくなり
中古で買うにも勇気がいる、というのが残価率を下げている。
外車を買う人のほとんどが、このクルマのこのスタイルこの性能がほしい、
という指名買いなのである。
走ればいい、という人はいない。
余分にお金を出しても欲しい、余分にお金が出せる
という人が外車を買うのである。
貧乏人が見栄で購入すると、上記のごとく後悔をするはずである。
フォルクスワーゲン