新型のゴルフRライン突撃試乗


帰り道にフォルクスワーゲンによった。
新型ゴルフのお披露目が先週あったとのことで実車を見たかった。
営業の話では今日が正式発表だった、とのこと。
公道試乗は正式発表後ということで、なんと私は一番乗りとなった。(本当かね?)
確かに帰宅してニュースを見るとかなり短いがゴルフを紹介していた。
さて、熱心な担当営業マンはひたすら新型の特徴をマシンガントーク
私の興味は電子制御ではなくパワーユニット
と、言うことを知っていたのか「試乗できますよ」と悪魔のおさそい。

リチウムイオンバッテリー、そして高効率な最新TSI®エンジンを組み合わせた最新パワーユニットを搭載。1.0ℓは81kW(110PS)、1.5ℓは110kW(150PS)の最高出力を発揮します。

ポイントはすべてマイルドハイブリッド。
とりあえずモーターアシストがあるわけだが、VWパワーユニットがそんなことに頼るとも思えない。
1.5Rラインに乗り込む。
今回のFMCは車内の操作系にも及び、説明されないとパーキングやエアコンやミッションの操作もできない。
今までは画面の変更だったが今回はハンドル周り以外はがらっと変わった。
もう一つ、Rラインはバケットシートになり可動ヘッドレストがなくなった。
走り出して感じたのは低重心でしっとりした感触のサス。
ひと世代前のRの感触に似ている。
確実に進化している。
前が空いたところでフル加速。
低速ではウルトラスムーズだったがフル加速では多少のターボラグを感じる。
ターボパワーの演出なのかもしれない。
これもちょっと前のRの感触。
一般道をちょいと飛ばしたくらいではゴルフの限界などわからない。
ひたすら路面に吸い付いて曲がってくれる。
ハイブリッドの恩恵はパワーでは感じなかったが、営業マンが言うには「アイドルストップの後の再始動のときにセルモーターが回るラグがなくスカッとエンジンがかかる」そうだ。
VWのいいところは、良くなったところがわかりにくいところだ。(笑)
価格もひと昔前のGTIレベルの400万超え。
良いのは間違いないが400万超えだとライバルも多くなりビミョーなところになる。
もう一つ
国産ではSUV全盛、だがこれはSUVと比べる優秀な乗用車がないから。
VWはティグアンなどのSUVが同じエンジンを積んでいる。
比べてみるとオンロードでの走行性能はゴルフに分がある。
重心の高さやタイヤにかかるストレスなど考えれば当たり前のことだ。
それがちゃんと分かるのがVWならでは。
国産は比べるべき優秀な乗用車がない。
強いて言うなら、ヤリスとヤリスクロスは乗り比べる価値があるかな。
売れているだけはある。
HVは嫌いだが日産ノートとキックスも比べると面白い。
特にノートは最近FMCしたのでデキが気になる。
トヨタではCHR、ダイハツロッキーなど、同等のコンパクトスポーツな乗用車があれば揺れ動くな。