コニーとスズライト

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日本に軽自動車という規格ができた時に軽自動車免許というのがあった。
当時高嶺の花だった普通自動車を運転するための普通免許も高嶺の花。
昭和一ケタに相当する世代の人たちが若手の頃はそんな事情で軽自動車免許を取得した。
面白いのが、付録で自動二輪の免許もついてきたそうだ。
老齢になって大型バイクに乗るという人たちは大抵がこの世代だ。
若い頃からナナハンに乗っていたわけではない。
昭和50年ごろ、軽自動車の規格が360から550になることが決まる。
自動車業界は色めき立ったが、問題は軽自動車免許。
そのまま更新していいものか。
政府では自動車免許を単純化したいとの意向もあり普通免許で統一することとなる。
従来の軽自動車免許は360ccのみで550の規格の軽自動車は運転できない。
同じ軽自動車規格なのに免許が違うというのは問題。
ということで360免許の人は教習所で比較的簡単に普通免許を取得できるように進めた。
当時この世代は50歳前後である。
それなりに面倒と出費を我慢した。
ここ30年で免許制度が良くなったことはほとんどない。
電子化が進んで即日交付になったことと、5年期限ができたことと
うっかり失効の期限が誕生日後に伸びたことくらいか。
現行の免許制度は長いこと警察OBの食い物にされている。
というわけで、コニーもスズライトも何のうんちくも思い出もありません。