ダイハツ・フェロー

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60年代のクルマは記憶がほとんどないのだけど
ダイハツの軽はなんとなく記憶があるのはなぜだろうか。
それでも初代フェローはピンと来ないな。
黎明期の軽自動車には珍しく今風のボクシィなデザインがいけていた。
もう一台は見たことあるよ。フェローマックス。
中身はどうだったか調べてみた。
当時の軽乗用車では珍しく、ホンダに続いてスペース効率で有利な前輪駆動に移行した。
サスペンションもこれに適した前輪ストラット式、後輪はリーフリジッドタイプのホンダ車よりも高度な
セミトレーリングアーム式とし、四輪独立懸架は踏襲しつつ安定性を高めている。
この時代でFFとしたのは立派である。
ホンダがヒュンヒュン回ったのに対してダイハツはトルク感のあるエンジンだった。
とは言っても当時の360はつねにF1のように高回転を維持するような走り方だった。
なんたって20馬力くらいで大人4人が乗っていたのだからね。
今の軽自動車はボディもエンジンもよくできている。
良すぎちゃってだから何なの、と言いたくなる。
軽自動車としての良さ、便利さ、良い意味でのチープさがなくなっている。
ただ税金が安いだけなのである。
こういう個性的な軽自動車を見ると、今の優れた軽自動車にいちゃもんをつけたくなった。