東京オリンピック

毎日のように外人さんを日本の公務員が接待しているニュースが流れる。
オリンピック誘致という大義名分のもと堂々たる接待だが、果たして正しいのか。
残念ながら前回の東京オリンピックは映像でしか知らない。
が、その時の映像を見るとあの人達がオリンピックと躍起になっているのがわかる。
一つは純粋にあの祭典をもう一度、という思い。
私もできることなら100mを9.8秒で走る人を生で見てみたい。
ところがである。
そんな単純な夢物語で動くような人たちではない。
接待をしている日本人はもっと現実的な考えの人達である。
もう一度、1964の映像を見てみると、都心でもほとんど2階建ての建物ばかり。
西新宿はまだ浄水場だし、霞ヶ関ビルさえない。
そんな時代に首都高速道路が開通したのである。
そんな時代に時速200キロで走る新幹線が走ったのである。
彼らの夢とはこっちの方なんだろうね。
長野も高速と新幹線セットをお買い上げである。
埋立地にいろいろ箱物を作りたいようだ。
とは言っても、東京はすでに何もかもが満杯なのである。
今日のニュースで
「東京は一日2500万人を輸送できる鉄道網が…」とプレゼンしていた。
おいおい、ちょっと待ってくれ。
東海道線でも中央線でも朝夕だけでなく昼間でも終電近くでも結構混んでいる。
これに、一時期に五輪関係者と観客をさばけるキャパなどないだろ。
道路網もしかり。
昼間や午後に用賀から台場、三郷までの20kmを平均で何分かかるかわかるか。
普段でも50分以下なら「今日はすいていた」と言うのだよ。
オリンピック期間の都内の状況を考えればぞっとする。