セルシオとプリメーラ(初代)

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94年の自動車雑誌。
アッパーミドルとミドルというカテゴリーの記事である。
基本的に3ナンバーと5ナンバーのセダンという区分けになるのだろうか。
ここで、バブルの頃の名作のセルシオプリメーラ(どちらも初代)が一位である。
どちらもガラパゴスから一転、ワールドワイド的性能を誇示している。
セルシオはベンツなどの高級車に多大な影響を与え、
プリメーラは後の国産車に強い影響を与えた。
ところが、これだけの名作が今や消えものというのも感慨深い。
セルシオは正常進化してレクサスとなった。
プリメーラはこのあと、肥大化3ナンバー化して一気に人気がなくなった。
当時の日産の体たらくがよくわかる大失敗である。
その後、社長がフランス人になり0プリメーラの思想が反映されたのは良い話ではある。
面白いのはアッパーミドルの二位のR33スカイライン
やはりスカイラインもこの時期3ナンバー化されて一気に人気がなくなるのである。
スカイラインは一世代ごとに人気と不人気が現れると揶揄された。
実はこの直後にR33GTRがデビューしてスカイラインGTRとして最高性能を誇示することになる。
やはりバブルは偉大である。
現行のGTRがR33を追い抜くのに10年以上かかったくらいで当時の性能は素晴らしかったのだが
この時期はひたすら失敗とのコメントが散見された。
ミドルでは二位にアコードがある。
この時期は5ナンバーだったと思うが、どうしてあんなに肥大化させる必要があったのか。
(もちろんアメリカ市場のためだが)
ホンダのクルマ作りの思想に??を差し上げたくなるわけで。