R34スカイライン

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さて、4ヶ月におよんだ日本自動車博物館のネタもいよいよ最終回。
スカイラインは33までしか置いていなかった。
したがって、前回が最終回のはずだったが、せっかくなのでおまけの回を。
私の職場に大変きれいなR34がとまっている。
オーナーは20代の若者である。
この34は興味深い。
GTRではない。さらに2ドアハードトップでもない。
リアウィングもついていないセダンなのである。
それが、ご覧のとおり、すごくかっこいいのである。
ギュッと引き締まったボディがいい。
伝統の丸いテールもスッキリしている。
諸元を見てみると全幅は1720、かろうじて3ナンバーである。
これがちょうどいいのである。
R34が最後の究極のスカイラインだと心から思っている。
オーナーは仕事ができるすごくさわやかな若者である。
もう一つ
この名作といわれるR34は3年ちょっとの短命に終わっている。
GTRも含めて大変人気があったのに実に不思議だ。
噂で聞いた話だが、どうも政治的な裏があるという。
かっこよすぎ、その上性能もよい。
お陰で、カーアクション映画の主人公にもされたくらいだ。
首都高や深夜の道路で改造車でぶっ飛んでいる人が問題になっていた。
それをスカイラインのせいだというのだ。
ナイナイに日産にGTRの販売を含めた指導のような話が警察、政府あったらしい。
当時の日産にそれをはねのけるパワーは無かった。
FMCしたV35は若者がワクワクする要素は皆無のオジン臭いセダンで登場。
この噂はにわかに真実味を帯びたわけだ。
同時期、カルロス・ゴーンが日産に出向、その後GTRは復活するのだが
R34のようなワクワク感は無い、高級なスポーツカーになっていた。