ブルーバードSSS

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88年の雑誌記事である。
形式はU12ということになる。
この当時、スバルやトヨタアウディに対抗して日産でもフルタイム4WDが発売された。
これまでの歯車による機械式ではなくアテーサと呼ばれるATのような機構であった。
部品点数や制度を要求しないオイル方式のアテーサはある意味優れたシステム。
後のバブルのGTR復活に寄与することになる。
その原型となったブルーバードはかなり注目されていた。
結局、ラリーフィールドでは大した成績は残せなかったが
栄光のSSSを冠したDOHCターボは魅力十分。
90年代のランエボSTIと比べてはかわいそうだが。
逆にパワーも大きさも丁度よいSSSはブルーバードの最終形というにふさわしい。
なぜかバブル以降牙を抜かれたような鈍重なモデルとなり01年に消えていった。
本来はランエボのように熟成させるべき車種で無かったのか。
ブルーバードの衰退はそのまま日産の衰退とリンクしてみえる。