R31スカイライン

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プラットフォームはローレルやレパードと共通。
という時点で、スカイラインの本流であるスポーツとは程遠い感じがした。
そして、やけに四角いボディ、前後のモデルから見てもやけに太って見える。
これは、発売当時席巻していた『ハイソカー』ブームをスカイラインが取り入れたからである。
発売当初は「4ドアセダン」とスカイライン初の「4ドアハードトップ」の2ボディタイプのみであった。
日産の経営陣はこれでいいと思ったようだが、実際数字は上がらないしオーナーから批判が続出。
というわけで、翌年「2ドアスポーツクーペ」が追加された。
メカニズム面では、S20型エンジン以来の直列6気筒4バルブDOHCエンジンRB20DET型を搭載。
ターボのGTSにはタービン素材に軽量なセラミックを採用しターボラグの低減を図った「セラミック・ターボ」を採用。
4輪独立操舵システムであるHICASを搭載。
不人気だったR31スカイラインではあったが、実は技術の日産らしく新技術てんこ盛りであった。
何よりも、ハイソカーだけあって乗り心地は歴代で一番良い。
のちのVシリーズからは本当に乗り心地重視のハイソカーに成り下がってしまった。
カー雑誌では直6DOHCということでGTR復活か、と書き立てていたが復活しなくて正解。
この四角いボディはイメージが違いすぎる。
後期型では、速度が上がると降りてくるスポイラーなどが話題となったけど
31ファンには申し訳ないがかっこ悪すぎ。
というわけで、不人気車として歴史に残ることとなった。