ニューマンスカイライン

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もう一台は鉄仮面だ。
R30、と形式名も新たになった。
JAPANターボが好評だったこともあり、30ではスポーツモード全開。
CMではポール・ニューマンを起用した。
デザインは垢抜けていたケンメリJAPANとはちがって泥臭い感じ。
ワイドロウの感じが強くなった。(まだ5ナンバーだったが)
ここでのトピックはスカイラインDOHC復活である。
雑誌では『GTR復活か』とさんざん書かれていたが、ちがった。
櫻井眞一郎最後の作品と言っていい4気筒16バルブのFJである。
スカイラインはこのエンジンでGTレースにカムバック。
スポーツ志向を高めていった。
GTRではなくRSというグレードに。
6気筒でないとGTRではない、と言ったとか言わないとか。
このエンジンは今時の乗用車には珍しく気難しいと評判。
管理をミスするとすぐに壊れたと言われている。
というわけで、FJはこの1代で終わってしまう、短命なエンジンであった。
こんな壊れやすいナイーブでとんがったエンジンは80年代以降唯一無二と思っていたが
トヨタからセリカカローラ用に開発された1.8DOHCのZZ系がそれに近い。
こちらは、FJほど野太くない、ターボ無しのエンジンだった。
こちらはガソリンがハイオク指定でレギュラーを入れると壊れたと営業マンが言っていた。
当然のことだがこちらも短命だった。