94年のコンパクトカー、日産三菱

P1060837
引き続き、94年当時の自動車誌よりコンパクトカーの話。
前回、日産のマーチサニーで終わったがこの当時パルサーがまだ現役だった。
パルサーといえば日産のスポーツ系、チェリーの後継機種だが、
このころになるといよいよ輝きが消えてきた。
なんといってもかっこ悪いのがどうしようもない。
この代からガソリンエンジン車が全てDOHC16バルブ化された。
ボディタイプは3ドアハッチバック、4ドアセダン、5ドアセダンがある。
これらに MT/AT や 2WD/4WD も組み合わせると極めて多くのバリエーションが存在した。
さらにこの代ではGTI-Rが存在した。
ブルSSS譲りのシステムをパルサーにぶっこんだ力技である。
カッコ悪いがバブルのおかげもあって売れた部類に入る。
この記事をみてもわかるようにこのよく年95年にFMCしたが完全にキープコンセプト。
この当時の日産にこの手のクルマを開発する余力もなくなっていた。
そのまま、パルサーは21世紀を迎えることなく消えモノとなった。
三菱はシンプルにミラージュのみ。
記事にはエボモデルの可能性も示唆している。
ミラージュも初代からターボモデルがあり、この記事の先代はサイボーグと栄光の4Gターボモデルがある。
この世代はバブル崩壊前後のモデルであり、V6やら可変バルブやら当時の三菱の技術を投入。
ところが、ここにあるように売れ線のコンパクトでもあったためスポーツを押し出すことはなく地味な感じに。
当時はランエボFTOなどスポーツが社内に並んでいたわけで。
ミラージュも世紀末にはランサーと統合、後継機種トゥインゴにシフト、
名前だけになりそのまま名前も消えてしまった。
左側のページは次回へ。