我が家にもファブリーズがある。
私はバイク乗りなのでヘルメメットの汗臭さを何十年も体感している。
夏場に丸洗いするのだが乾いたあともなかなか匂いがとれないのである。
何回かそれを経験するうちに匂いはヘルメットの寿命と考えるようになった。
いつからかヘルメットのインナーが取り外せて洗濯できるようになった。
どちらにしろ臭いよりは臭くないほうが良い。
ファブリーズを最初に買った動機だった。
それにしてもテレビCMはこの本の筆者同様違和感を覚えた。
どんなものでも洗濯しなくてもファブリーズをかければきれいになる
というのはいささか不自然である。
図書館でこの本に出会った。
先ほどアマゾンで調べたらすでに新書で購入することはできないようだ。
内容は確かに除菌や殺虫剤は人間の身体にも良くないだろうという話のオンパレード。
読んでいるうちに結論が見えてしまうのが残念なところだ。
それにしても現代人の中途半端な清潔志向には疑問を覚えるという人は読んでみるのも。
この本が売れなかったのは、着眼点はよかったのだが、結論がないところ。
結論らしきものは結局市販品の批判しかない。
もう少し前向きな内容であればもっと面白かったのに。