親友はいないと答える人が一位

親友の人数ランキングというアンケートの結果だそうだ。
私は0人である。
そもそも親友の定義がなんなのか不明のアンケート。
思春期の女子を中心に昔から友達依存症はあったものだ。
が、その昔は親に隠れての電話か交換日記ぐらい。
夕方になって「バイバイ、またあしたね」と別れる。
夜は日記や手紙を書くくらい。あとは勉強したものだ。
ところが例の携帯電話が出てくると様相は一変する。
片時も携帯電話を手放せない。
携帯電話の切れ目が縁の切れ目である。
24時間監視されているようなメールのやり取りを延々と続ける。
途切れたところで友情は終り、孤独が襲ってくるのである。
家庭の団欒はおろか、テレビでさえ邪魔な存在。
そうなるとゆっくり読書も映画もない。
自転車に乗っていても、街を歩いていても画面を凝視している。
こんな生活だから学力があるわけがない。
携帯依存と学力低下は比例する。
さて、本題。
親友がいないとこたえるというのは、かなり冷静な判断である。
親友とはどういうつながりなのかを考えた末の結論と見た。
他人との交わりが親兄弟を超えることはない。
超えることがあるとすれば、伴侶であろう。
親友がいると答えてしまうのはそういう本来の人とのつながりではなく
先にも書いた物理的なもしくは時間的なつながりしか見ていないかもしれない。
でもね、裏をかえせば何でも話ができる親友と呼べる友人がいるというのは
それはそれで幸せなことである。