靖国神社問題にはいろいろな見方がある

ここ数日。NHKを中心に戦争の悲惨さを何度も聞いてきた。
その心境でのこの問題を考えてみた。
1. 英霊
基本的に死んだ兵士を英霊として靖国神社に祀られていると聞いている。
いろいろ対外的に問題のある英霊は抜きにして考えた。
太平洋戦争後半は軍部のプライドと無策による作戦がほとんどだ。
いろいろな戦地ではたいした装備もなしに最後まで戦えと命じられ
最期は「バンザイ突撃」で何万という命を無意味に捨ててしまった。
武士道を履き違えて最後は死ぬことを美学とした。
それを後になって英霊として奉るなどというのは、国側のご都合主義だな。
そんな戦前の刷り込みをいまだに引きずっているというのは
戦争を知らない世代には理解出来ない。
戦争で命を失った兵士の遺族は靖国神社を憎んでいるとずっと思っていた。
しかしながら、死んだ兵士たちに対して祈りをするという場所もここしかないというのも事実。
遺族たちも国から落ちてくる年金などにすがるしかなく、今に至るのだろう。
政治的な信条とかではなく「平和を祈るため」と豪語している政治家たちは
靖国ヒロシマナガサキ以外に平和を祈る方法を知らないのであろう。
そういう意味では戦争を知らない私となんら変わりはない。