両陛下対馬丸慰霊碑に供花―沖縄

太平洋戦争は悲惨の一言である。
多くの兵士が無駄に死んだこと。
非戦闘員の一般市民が何十万人も死んだこと。
海外の多くの市民や捕虜が死んだこと、受けた仕打ち。
その責任のほとんどがプライドと保身優先の当時の無能な軍部幹部が背負ったこと。
あの戦争で何一つ弁護すべき話がないのだ。
昭和の初期は狂気の時代だった。
それに翻弄された99%の国民には悲劇でしかなかった。
私は靖国問題など興味はないのだが、そう考えると軍部幹部のアレコレはおかしいと思う。
日本の軍部が一番悪いことはわかっているのだけど
例えば大都市の大空襲、原爆、そしてこの対馬丸事件はどうも納得出来ない。
明らかな非戦闘員への攻撃である。
パールハーバーだって攻撃したのは軍の施設であった。
アメリカはその腹いせに無抵抗な一般市民を攻撃したのであるから
バターン死の行進よりたちが悪いと思っている。
対馬丸事件はその流れの中で起きた悲劇だと思う。
そう考えると、日本はアメリカの無差別殺人に対して何も文句を言わない。
対馬丸事件でもアメリカのアの字も出ない。
反面
対馬丸は貨物船ではあるが太平洋戦争が始まると軍事輸送を任務としていた。
つまり、軍艦なのである。
それがなぜ戦争末期のあの時期に子どもたちを乗せて東シナ海を航行したのか。
アメリカの攻撃を受けないという確信があったのか。
70年前の狂気の時代。
いまさら検証も難しいだろうが、ただの悲劇として片付けてはいけない。
そう考えると
今の一部の都議会議員国会議員や役人の無責任な発言や行為をウヤムヤにしてはいけない。
(単なる失言だけなら謝ればすむだろうけど)
例えば福島のように誰も責任を取らず、後世の人がカネを払い処理しなければならなくなる。