戦争が終わって僕らが生まれた

国会では「法的安定性は関係ない」で騒いでいる。
バカマスコミは安全保障問題で戦争の危険を騒いでいる。
騒ぎを起こした人も、その言葉の揚げ足をとる人も戦争を知らないのである。
悲惨だというのは、言い伝えに過ぎない。
もちろん戦争の悲惨さは第二次世界大戦の史実からも
その後の戦争の報道からも、良くないことは明らかてある。
しかしながら、今の報道の安全保障について、何が正論なのか誰にもわからない。
たとえ今80歳の人でもわからない。
昭和初期に日本が戦争に突き進んでいった空気を知る人は昭和10年頃に新聞が読めた人。
当時ラジオも家庭には無かった時代だ。
となると、戦争の悲惨さだけでなく戦争に突き進む怖さを知っている人は大正生まれの人だ。
私の親も80歳、戦争の間接的な悲惨さは知っている最後の世代だ。
残念ながら、私の親族にそれ以上の年齢の人はいない。
昭和の終わりに80代で死んだばあちゃんなら教えてくれただろうけど。
つまり、年金をもらっている人も含めて今の現役世代は戦争が何なのかを誰も知らないのである。
それなのに、バカマスコミは日本も戦争に巻き込まれる、というような
不安をあおるような報道しかしない。
そして、ニュースで話題の「法的安定性は関係ない」が大変なことだと報道するだけだ。
少なくとも資料があるかぎり、70年前は誰が悪かったのか検証すべきだろ。
山本五十六は開戦に反対だった。
それを押し切って戦争を仕掛けたのは誰なのか、名前を出して検証すべき。
靖国神社や退役軍人の組織が執拗に邪魔しているように見えるのだ。
韓国や中国の歴史認識問題には辟易としているが、確かに歴史認識問題を隠そうとしている。
これから、テレビでは戦争が悲惨だ、というトクバンを組むわけだが
悲惨だ、というだけで誰がそうしたのかはどこも検証しない。
東京裁判で死刑になった人たちでさえ、検証しない。
なのに、安全保障の誰かの失言を大騒ぎするだけというのもなんとも。
戦争を知らない子供たちにはこれでは意味不明なのである。