一般の企業も同等の処分で役所だけ甘いというなら問題である。
どうも役所だけ極端な綱紀粛正を求められているようですね。
確かにそういう職種だから採用にも前科者はだめだとか
いろいろ民間にない厳しさを求められている。
判例ではどうも厳しすぎるというのが先行しているようだ。
それとは別に、
飲酒運転は懲戒免職だと知りながら飲酒運転をするというのはいかがなものか。
絶対に開けてはいけない箱を気軽に開けてしまうようなものだ。
そういう人は別に公務員でなくても民間会社でも危ない人だ。
もうひとつ。
飲酒運転にもいくつかパターンがある。
本来の懲戒免職パターンは飲み会の席にクルマで行くというもの。
これは救いようがない。
こういう人を免職から助けてあげるというのはどうもしっくり来ないな。
次に何らかの理由で一滴飲んでしまったもの。
一滴というのは言葉のあやだが、仕方なく会合に参加して
乾杯だけ飲んでしまったというもの。
一滴でも飲んだらいけない!!というのは正論だが、世の中正論ばかりでない。
たとえ警官に止められてアルコール検査、規定値以下だった場合は…。
次に最近多いのが二日酔い。
朝から酒臭く運悪く警官に止められてアルコール検査に引っかかる。
この場合はかわいそうだがお縄を頂戴するしかない。
明らかに飲酒運転の意志での逮捕は懲戒免職に値するが
2例目3例目も免職というのはちょっとねえ。
アルコールが運転の判断力を阻害して危険という話だが
まっすぐ歩けないような認知症スレスレのじいさんや
39度の高熱をおして運転している運転手は問題ないのであろうか。
飲酒運転を弁護する気はないが、同等以上の危険な運転手を
問題なしとする魔女狩りのような懲戒免職はちょっと違和感。