新型フィットHV試乗

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今日は日産とホンダの販売店へ行く。
今回はホンダの新型フィット、フィット3のHVを試乗する。
正直なところフィットはあまり興味が無い。
いずれレンタカーで乗るだろう、くらいの認識。
今回のFMCではフロントグリルが人気の欧州シビック風、プレスラインもスッキリ。
デザインは悪くない。
運転席に座ると馴染みの営業マンはとっとと事務所に入ってしまった。
ミッションがプリウス風になりどうやるとDなのかPはどうなっているのかよくわからん。
ナントカ、PからDにして(サイドブレーキは普通にレバー式だった)走りだす。
ブレーキを離してもクリープしない。
国道への出口が下り坂になってるのを検知してブレーキが勝手にかかったという。
アクセルを踏むと普通に加速してくれた。
アクアに比べて加速感は悪くない。
もともと小さなモーターと小さなバッテリーのためEV走行は得意ではないらしい。
という訳でアクセルを踏むとすぐにエンジンがかかって加速してくれる。
このへんがとてもなめらか。またパワフルである。
この夏に何台かアイドルストップ車を運転したが信号が青になってアクセルをふもうにも
ブレーキを離してからエンジンがかかって加速を始めるまでのタイムラグがどうも気になる。
トヨタのHVは基本的に発進はモーターなのでアクセルを踏めばすぐ加速する。
ところが、ゆるい加速ならそのままモーター、踏み込むとエンジンがかかって加速の境目がある。
しかたがないところだが。
新型フィットはもともとモーターにパワーが無いという前提からかエンジンの始動が早くてストレスがない。
また、低速での加速もなめらかで日産ノートのスーチに近いパワフル感がある。
また組み合わされているCVTがうまくコントロールされていて、大変なめらかだ。
パワートレインはかなり進歩したようだ。
ハンドリングはシャープになっている。
が、電動パワステは相変わらずふにゃふにゃしていて今ひとつ。
ボディ剛性がかなり良くなってコーナリングが良くなっているので
実は電動パワステも進化しているのだが物足りなく感じてしまう。
サスペンションの動きは相変わらずバタバタしていて安いクルマという感じ。
VWのポロやアップを見習って欲しいところ。
あまり興味のないところでは
室内はシックにまとめられていてシートも良くなっている。
リアシートも広くなりライバルのノートと同等以上。
新型になって注文の9割がHVだそうだ。
アクアと比べると車内の広さとエンジンの良さが感じられる。
ボディ剛性が上がったのに車重は軽くなっているという。
HVの性能はトヨタが上だがトータルの燃費や走りでフィットが上に行くというのは大したものだ。