天気予報と大阪ビル火事


科学の進歩で分単位の天気予報ができると言っていたのは1980年代のバックトゥザフィーチャーであった。確かに図のように高性能な雨雲レーダーが見られるようになったし、衛星写真も間隔が短くなり精度が上がった。
本日の関東地方の天気予報は朝のうち激しい雨が降るがその後冬型になるため晴れるとあった。
朝、出勤時レーダーをみると私の住んでいる地域だけ雲の隙間になっていた。金曜日で道路も混むのでバイクで出かけた。が、残念、雲の隙間は狭くて途中から雨が強くなった。これは予報通り。
夕刻、退勤時刻になった。外に出て驚いた。黒い雲が出ていてポツポツ降っている。ツイてないなあ、と思いつつかっぱを着てバイクで走り出すと強い雨となった。
帰宅してレーダーをみると、、なんと私のバイクに乗っていた時刻の地域だけ強い雨が降っていたことを知る。漫画や特撮のように私の頭の上だけ雨を降らせたようである。
今日は仕事もきつくて、その上、なんとなく苦労を評価されない感じで、いいこと無し。

悪い話は大阪でもあった。
雑居ビル火災で今の所19人死亡というひどいニュース。さらに放火の疑いが強いと言う。もし、本当なら死刑程度では許せないよなあ。
まず、避難経路が1つしか無いようなビルには入らないことだ。実際は非常階段があるはずなんだけど、今回はそうではないらしい。秋に出張でホテルに泊まったが、宿泊施設では必ず避難経路の説明がある。大抵はちゃんと聞いていないのだけど。(汗)雑居ビルの飲み屋や医院に行くのにいちいち避難経路など見ないよなあ。
もう一つ。
放火とすれば許せない犯罪なんだけど、もし、カタギの普通の人の狂気であるなら防ぎようも無いのだが、もともと怪しいやつが犯人だとすればそろそろ考えることがある。
それはAIを使った犯罪を事前に察知するシステムだ。度々SFドラマなどでみることができるネタだが、いよいよ実用化してもいいのではないか。まず、飲酒や老害の自動車事故。監視カメラなどで異常に低速でふらつく運転をAIで感知することはそれほど難しくない。パトカーで運転手をおろして線上をまっすぐ歩くテストをしてもらう。まっすぐ歩けないようなら酒酔い運転と同等と判断すべし。これでどれだけの命を救えるか。
さらに放火や通り魔などの犯罪も防ぐことはできないか。まず出身中学や高校などで怪しいやつをピックアップする。特にその人に不利になることはなくあくまでもAIの一つのデータとしてである。さらに刃物や燃焼促進剤を買う人も監視カメラでチェックする。灯油などは定期的に購入する人はAIで除外できる。刃物も購入後数日何も無ければAIで除外できる。などなど、せっかく高性能なコンピューターや監視カメラがものすごい数あるのだから活かすべきではないのか。
なんの前触れもなくカタギの人が突然強行にというのならどうしようも無いが。
こういうAIを使えば自殺者にも効果がある。自宅でそっと死んでしまうのならどうしようもないが、鉄道に飛び込む人などは不審な行動をAIが検知できるのではないかと思っている。
先日、京急で帰宅するときホームのエンドが青いライトで照らされていた。ちょっと経ってから「ああ、自殺防止か」と気づいた。