日本人はなぜ中国人より「貧乏くさい」のか?

日中関係評論家の孔健氏は、「『ケチ』な日本人と『太っ腹』な中国人」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。

国民1人当たりの国内総生産GDP)で見ると、日本人は中国人よりかなりの「金持ち」だ。ところが、
普段の生活ぶりは非常にケチ。節約ばかり気にするので、貧乏くさいと感じるほどだ。
日本の会社員は毎日弁当持参、小中学生の課外活動にも弁当は必須。
観光地でも弁当を広げて食べている日本人を良く見掛ける。
霞が関では「合同庁舎」という名のビルにいくつもの省庁が押し込まれている。
コピー機の傍らには大量の裏紙。
狭い部屋に詰め込まれた大勢の職員は、わずかなスペースで書類の山に埋もれながら仕事をしている。中国は反対だ。
役所や役人の公用車に真っ先にお金が使われる。役人が貧乏くさいことの方が問題だからだ。
日本人は金持ちなのに、全くそうは見えない。これは一種の「病気」ではないか。
先日、有名企業の社長と食事をした時のこと。社長は食べ残したものを指し、丁寧な態度で秘書に向かって「本当に申し訳ないが、
食欲がないから手伝ってくれないか」と言った。これがもし中国だったら、相手への侮辱にほかならない。
しかし、私は日本人のこうした節約精神を心から尊敬する。お金があっても、むやみに贅沢はしない。
こうした民族性が、敗戦後の廃墟からあっと言う間に復興を果たした要因なのではないか。
一方、中国はいまだに発展途上国だ。衣食もままならない人が数千人もいる。

215900