7年前発売の三菱コルトが好調

三菱コルトが売れているそうだ。
何度となくリコールがらみの経営危機がありフルモデルチェンジされることなく
現行車が発売されて7年がたつ。
モデルサイクルがとっくに過ぎているクルマとしては異例だそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091122-00000037-jij-bus_all
そういえば三菱にはよき先輩のデボネアという例もあったが。
ポイント1 性能
コルトという車名は三菱自動車創生期の名車コルトに由来する。
三菱にとっては主力車としての栄光がある!ということで
かなりきっちりした設計があったようだ。
何よりシャーシが良い。大衆車には過剰と思われるくらいしっかりしている。
その分ボディが重くなるのも三菱の伝統!?
エンジンもたいしたこと無いのだが燃費が伸びる。
これは後にもふれるデザインにも起因しているか。
沖縄でレンタカーで乗ったが見事19km/l達成。
乗り心地もよく不満がなかった。
強いて言えばボディの重さに対してサスがヤワでロールがやや不快。
ポイント2 ボディデザイン
当時三菱デザインを牛耳っていた鬼才オリビエ・ブーレイの強い影響。
フロントからルーフまで一つの曲線で結ぶワンモーションフォルムを見事に具現化。
自動車デザインとしてみても優れている。
おかげで現在でも古くさく見えない。
空力にも優れているようで長距離で燃費が伸びるタイプである。
ポイント3 三菱の営業力
三菱の営業所に行くと誰もが思うのが売る気がないこと。
もちろん丁寧に接客してくれるし見積書もすぐに出してくれる。
ただし、逃げていく客を追いかけない。
競合して勝とうとはしない。淡泊である。
ところが、地方に行くとやたら三菱車を見る地域がある。
レンタカーでも同様である。
すべて親方三菱である。
三菱の営業は末端の営業よりも企業としての売り込みによる営業力が圧倒的、に思える。
自衛隊の自動車も三菱製が多いなど…。
というわけで末端の営業マンはどうせ…という雰囲気が伝わるのは私だけだろうか。
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どちらにしろランエボにしろコルトにしろパジェロにしろ長寿のよいクルマが多い。
私は以前FTOのオーナーだった。
がんばれ三菱、がんばれコルト。