三菱自動車の改ざんと日産デイズ

三菱自動車の軽自動車の燃費改ざん問題。
会社の体質とか過去の事件とかは他の人のブログやコメントに譲るとして。
まず気になったのが日産の立ち位置。
とりあえず三菱自動車が悪くて日産は被害者という感じになろうとしているが
多くの記事やコメントで
もともと、デイズを作るときに日産も設計段階から関与していた、とある。
つまり日産の技術者たちも同罪となることだろう。
三菱自動車は親会社に重工業があるからかどうかは分からないが
デイズは重い。もしくは重く感じる乗り味だ。
車重が重いのは燃費にはマイナスだが乗り味にはプラスに働く。
重厚感が生まれる。
しかしながら実際に試乗してみると、重厚感よりもエンジンが非力に感じた。
エンジン単体の性能も低いのかもしれない。
個人的な感想としては、ライバルのワゴンの軽自動車に比べても
パワーが足りないと感じた。
パワーがないぶん回すわけで燃費も悪化する。
ライバルより数字が落ちるのは許せなかったに違いない。
日本の軽自動車の性能はある意味660のガソリンエンジンの究極なのだ。
こう言っては失礼だが、三菱自動車は軽自動車の開発に他社と同じぐらい
お金と人材をつぎ込んでいたのかいささか疑問である。
たいしてコストもかけずに性能だけライバルと同格というのはオカシイ。
先程も書いたように、試乗してみると性能の優位性は感じられない。
日産が完全にOEMとしてデイズを売っているだけとしても
技術陣や販売員はクルマに乗ってみて気づかなければオカシイだろうな。
さんざん悪口を書いたが、デザインやパッケージはなかなか良く出来ている。
また、ターボなどでパワーがあれば不満はだいぶ減る。乗り心地は悪くない。
三菱日産から消えてしまうのは残念だが、今度はきっちりライバルと
台頭になる軽自動車を出してほしいものだ。