民主政権の道徳の時間、八ツ場ダム

昭和の時代に「道徳とは二つの価値観を考えさせる」と佐藤先生から教わった。
これが正しい行動でこちらが間違っていると判断することではない。
今回の民主政権になって良かったことは国民に考えさせてくれることだ。
☆八ツ場ダム
基本的に民主の公約は事業停止なのだが白紙ではない。
それは事業の7割の予算がすでにつぎ込まれてしまっていること。
白紙にしてもつぎ込んだお金は戻ってこない。
それどころか停止にともなう諸々の費用はもともとの予算を超えてしまうとの試算も。
ここでのポイントはすでにダムが必要かどうかの是非は誰も語らないこと。
自治体の首長は負担金を返せと言う。
地元の人たちは保証しろの一点張り。
これこそ無駄な公共事業の典型の様相である。
ダムの是非など今はどうでもいいのである。
全員が自分の金の心配しかしていない。
公共事業の大半は血税の取り分をどうするかでしかないことになる。
マスコミの広報によって今までの自民と官僚の政治がいかにねじ曲がっていたかを国民に知らせることができる。
民主の戦略はうまく機能している。