敬愛する石原慎太郎だが

若い頃から石原慎太郎が好きだ。
自分の置かれた立場で白黒をすぱっとつける。
残念ながら自民党若手議員でその性格は災いしたけど。
彼は知事という立場で見事に昇華させた。
特に、ディーゼル規制などは先進だったね。
ちなみに私は規制反対派だったけど。
ところがである。
東京銀行あたりからちょっと首をかしげた。
大手が貸さない中小を助けるためだというが
それで銀行として機能するのか、と思っていたらやっぱりダメだった。
このへんが年貢の納め時と思っていたらまたまた立候補、当選してしまった。
そしたら今回の辞任、新党結成のドタバタ。
やはり年貢の納め時だったのではないかな。
華麗なる経歴に傷をつけないでほしい。
そもそも橋下はかっこいいことや綺麗事をいうのが得意。
特に、市民目線でというか、民衆受けすることしか言わない。
実は4年前の民主党みたいなもの。
追い風に乗って議席数を伸ばしたが、もともと民主党があったわけでなく
民主党自体も幾つかの政党会派が集まった集団。
分かる通り、庶民の耳ざわりのいいことしか言わない。
そんな都合の良い政治などありうるわけがなく。
解散を発表してからの株価の動きはすごいね。
いかに民主党が耳ざわりの良いことと引換に国の経済の頭を押さえつけていたかがわかる。
原発を止めるというのはあくまでも市民感情に乗じたもの。
お陰で燃料調達で原油高騰、貿易収支の赤字、円高などを招いた。
おまけに環境問題でも放射線に勝るとも劣らない二酸化炭素の排出。
いろいろな意味で破壊に向かっていたのである。
民主化とか市民革命と呼ばれるものは聞こえはいいが、大半が破壊である。
官僚政治や無駄な公共事業は感情的に嫌だが
この数年の破滅的な民主党政治のほうが困る。
多くの人は3.11で理解できたのではないか。

もし、維新をそれなりに存続させたいのなら自民党と連立という手がある。
実は石原の政治と自民党とは相通じるものが多い。
また、批判があった○○族といわれる人たちも多くが離党した。
新生自民党と組むというのは悪くない。