自民党員なのに民主推薦人…四條畷市長

いつもこの日記で「政治家の利益誘導」を書いている。
実はよーく考えるともっともな話である。
私が強く批判しているのは自分の懐を肥やそうとしている人。
そうではなくて、純粋に地域(選挙区)の利益を願っている人も大勢いる。
もちろん崇高な地域発展のためという理想をかかげている人も多い。
ただし、政治家はこれも自分のための仕事。
地域に受け入れられなければ選挙に勝てないのだ。
TVでも落選した自民候補者のその後…みたいなのを連日放送している。
国会議員なのだから国の将来のために…なんて崇高な理想の持ち主は、
選挙区市民の利益のための候補者に負けて、今回はそういうまじめな人も
風に乗っかった若い民主候補者に負けた。
政治家には確固とした理想も大事だが、うまく時流に乗っかるしなやかさ
(したたかさ)も必要であるのだろうか。
何せ選挙に負ければ何もできないし、収入もない。
その頂点に君臨したのは、この30年では中曽根と小泉だろう。
全く性質は違うけど。
特に中曽根は風見鶏と揶揄され右へ左へ軽やかに転換できた。
結局長期政権となりいろいろな改革を実行できたと評価された。
信念を貫くのは何より大切だが貫ける立場でいられるのが大変なのだ。