「バンキシャ」の検証番組が延期

ニュースより
日本テレビの「真相報道バンキシャ!」の迷走が続いている。
昨年11月に放送された岐阜県庁の裏金を巡る虚偽証言報道問題だが、検証番組が今月16日から1週間延期されてしまったことだ。
日テレは予定通り再発防止策を盛り込んだ検証番組を放送する予定だったが、氏家斉一郎会長がNGを出したというのだ。
「今月12日にVTRの下見が行われ、突然、氏家会長が席を立って出ていってしまった。会長はVTRの内容が分かりにくく、責任の所在もはっきりしないため、ダメ出しをしたというのです。検証番組は内部監査委員会のメンバー、番組スタッフが監修して制作したものですが、合格点とはいえなかったということなのでしょう」
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文章には必ず文脈があって、それを表現するのに助詞がある。
ところが、このニュースを見る限りすでに文脈がおかしい。
主語と述語も位置関係がおかしい。
つっこみどころ1
詳しくは報道されていないのだが、誰が検証番組を作っているかだ。
そもそも問題とされているのは、田舎の役所の人間のウソ証言を元にして
番組を作ってしまったマヌケな制作にある。
そのマヌケに納得のいく検証番組を作らせるというのはすでにおかしい。
つっこみどころ2
氏家会長が検証番組にNGを出したという評判を聞いてVTRを見た幹部もレベルの低さに驚いたようだ。…とある。
それに気がつくのも遅すぎたのではないか。
数字を取るためと、他局と似たような構成、似たようなタレントを配し
低予算を理由にトーク番組ばかりにしている。
これまでにさんざんこれらのデモを見てきてOKを出していた幹部に
すでに検証するだけの能力はない。
つっこみどころ3
バンキシャの番組そのものの存続をどうするかが話題になっているが
この番組はただの報道バラエティであって、番組名やMCをすげ替える
ことで問題解決しないことがわかっていない。
問題なのは番組ではなくて制作している人材だと言うことがわかっていない。
つっこみどころ4
もともとバンキシャ自体が裏のTBSのものまねでスタートしている。
一つの事件を…というのも確かに面白いのだが限界が低いし
平日昼間のワイドショーとほぼ同じ内容、同じ映像である。
ここは時間帯も考えて普通に53分枠のニュースにしてはいかがか。
普通に、あの時間帯にニュースが見たい人も多いと思う。
そうでなくても土日の夜はニュース番組が少なすぎる。
(おかげでたけしのニュースキャスターは酒井法子がらみで30を取った)