ふるさとの浅間山

浅間山群馬県と長野県にまたがる2500m級の活火山である。
つい最近も小噴火を起こしている。
このところ火口付近への登山はずっと規制されている。
軽井沢から群馬県側からの眺望はコニーデの独立峰に見える。
ところが長野県なら追分け、群馬県なら鬼押し出しより西側からみると
2000m級の山が連なる連峰である。
国道18号線を西進して碓氷峠頂上をすぎると(旧道)軽井沢方面にドーンと見える。
中軽をすぎたあたりから隣の山々が見え始めて追分けから御代田にかけては
左手前に剣ヶ峰を見ながらの眺望である。
それが小諸市内にはいると18号線は回り込んでいるため浅間山は剣が峰の左側に顔を出す。
さらに西進すると浅間連峰に隠されてしまって浅間山は見えなくなる。
長野県側からの浅間山というと剣ヶ峰を左に見る浅間山がポピュラーだ。
これは長野道を走ると佐久ICから小諸ICにかけて正面に見える。
ところが小諸の人たちは剣ヶ峰と黒斑山の間からちょこんと見える浅間山が一番だという。
結論はどこから見ても風情のある美しい火山ではある。
ちなみに
浅間連峰は古くから火山活動を続けていてマグマの出口が少しずつ東に移ったためにできた。
現在の浅間は最東端にあるわけで最新のマグマの出口になっている。
それ以前は剣ヶ峰と黒斑山の間にある窪地が旧火口。
さらに以前は高峯山より数キロ西の池の平という湿原が火口だったそうだ。