今日も祈願の旅、というよりは散歩かな。歩くにはちょっと遠い隣町の寺社を訪ねた。鬱蒼とした森の中にひっそり建つ本殿もあるが森の裏側50mには交通量の多い県道、その50m先にはマンションや商業ビルが立ち並ぶJRと私鉄のターミナル駅がある。ところが境内にはいると全くそれを感じさせない。
逆走事故のニュースが連日報じられている。
見ていると「もし遭遇したらどうすればいいのか」という問いかけ。専門家の答えはもし生きていればという条件でのものだった。こちらが100km/hで走っているときに正面から同じくらいのスピードで突っ込んできたら運を天に任せるしかない。運良く擦ったとかガードレールにぶつかったとかで生きていればである。ちょっと前は脳がすり減った老人が犯人だったが先日の死亡事故は40歳くらい。年齢ではないね。その犯人は無職だそうである。もう1つの条件があるとすれば逆走するような人には失うものがないのかもしれない。よく事件があると近所の人が顔を隠してインタビューに答える。「いい人でした」などと言うのだがそもそも無職で逆走するような人など近所でよく思われているわけがない。だから皆さんテキトーにこたえているのだろう。本当にいい人なら逆走して人を殺したりするわけ無いだろ。さらに今の法律では「お前は逆走しそうだから免許取り上げ」なんてこともない。毎日数百万台の車が走っていて逆走事故は1年で200件程度だそうだ。そいつとぶつかる確率は隕石にぶつかる確率に近い。歩道の切れ目や脇道から飛び出してくるアホ自転車に気をつけたほうが現実的だ。
トランプ関税と自動車
今日のニュースでアメ車が日本で売れるのか、というネタ。クルマはテスラだった。オーナーの人は「充電のコネクターが日本の充電器に合わない。変換器があるのだけどそれを使うと急速充電できない」と不満。日本には共通規格のコネクターがあるので国産車はそれに準拠、日本向けヨーロッパ車もほとんどが日本の規格に載せ替えているとのこと。アメリカ人は交渉や駆け引きは上手だが、商品を作って売るのが苦手なようだ。アメリカ人はクルマをカスタマイズするのは日本人より好きだ。そもそも日本みたいな車検制度がない。カスタムパーツに交換するなど難しくもないと思うのだが。最新のアメ車は良くなったと言われるけどそういう人は上から目線、そもそもアメ車なんてと思っているのだろう。趣味や好みとしてアメ車を選ぶ人はいるだろうが、性能や内装や耐久性や加工精度など日本車や欧州車とつぶさに比較してアメ車を選ぶ人はかなり少ないだろう。
かくいう日本車は今となっては最低クラスのみ5ナンバーでそれ以外の9割の車種は3ナンバー、それも全幅1800どころか1850以上というクルマが高級車として売られている。今日も寺社を参拝して歩いたがほとんどの道は軽自動車専用、日本車は日本の道路やユーザーのことはあまり考えていないね。