今21時台、東京近辺はそこそこ強い雨、小止みになると吹き返しの強風が。
台風は暴風域が千葉県にかかることなく洋上を通過していった。直前の予想より東より、千葉県から離れるようなコースをとった。気象庁や予報士は予報円は70%の確率と言っていたが。微妙に予報円の外側のようにも感じた。そもそもが8月の台風の進路予想は難しいという側面もある。
ポイントを整理してみた。
その1 暴風想定
夜になっても瞬間最大50m/sと書いてある。もちろんどこでもというわけでなく中心に近い外房、銚子方面だろうけど。そういう注釈もない。関東地方は最大50m/sと書いてある。
5年前の千葉県台風と違うのは、5年前は東京湾を北上、進路の右側が風雨が強くなる性質がある。5年前は内房が中心右側になり大変な被害。そんなことは中学でも習う。
今日は外房沖を北上、進路左側なので暴風域をはずれればそれほどの風害は起きないはず。それなのに40、50m/sの風とずっと言い続けている。正しい予測だったのか。実際に館山や成田空港、銚子、羽田空港などのデータは20m/sぐらいだった。海沿いで瞬間最大で20m/sなら、都市部は10m/sぐらい、実際私もそれほどの強風は感じなかった。
その2 新幹線を1日止めた理由
台風の進路にもなっていない東海道新幹線が名古屋まで1日運休には驚いた。お盆ということもあり雨量や風速が規定値を超えてから止めると大混乱必至ということか。
間引き運転をして切符のある人と間引かれた切符の人とで擦った揉んだを嫌がったか。
もう一つは以前の台風接近で計画運休をした時、決定したのが8時間前で大混乱、国交省から指導が入ったことがある。このときの取り決めで2日前に運休の可能性、1日前に運休計画を発表するようにという取り決めがあったとか。そもそも気象庁の予想が当てにならないのに綿密な想定をできるわけもなく、スカッと1日止めちゃえとなったと推測した。
もう一つは、先日豊橋で作業車の衝突事故があり1日近く運休する騒ぎがあった。天気が悪いのは小田原ぐらいまで。西側は猛暑の晴れである。明るいうちにできる保線をやってしまおうという動きもあったのではないか。
その3 羽田成田がほぼ封鎖
フライトレーダーを見ても機影がない。上記にも書いたがこの程度の風雨で飛行機は飛べないのだろうか。台風の暴風域にはいるというなら仕方がないが最大で20m/sなら飛べるレベルではないのか。
その4 線状降水帯
2日前から線状降水帯が起きると言っていたのだが実際起きたのだろうか。ずっと家にいてちょいちょいテレビを見ていたが線状降水帯で大雨という情報はなかったような。
台風イコール大雨、イコール線状降水帯という考え方か。基本的に被害が出る集中豪雨は線状降水帯とイコールになるのか。
気象庁の方針なのか、マスコミが面白がって煽るのか、最強の台風の接近でこの世の終わりのような被害が出ると今でも言っている。最悪を最前面に押し出して、外れれば「被害がなくてよかったね」で終わらせるつもりなのか。