まだ、鹿児島の本土と屋久島の間をウロウロしている。
形は崩れてはきたが、目がはっきりしていて勢力は強い。
さらに、テレビでは台風の直接的なことしか言わないが
毎年豪雨災害を起こす線状降水帯がはっきり現れている。
もう1つ
8月の台風の特徴だが迷走、速度も遅い。
したがって、予測が大変難しい。
難しいのはわかっているが、だからといって進路予想の範囲が
半径500キロというのはバカにしている。
気象庁は世界有数の高級なコンピュータを使っているという。
それでも進路予想が難しい。
ところが、それを科学者の確率論に基づいて結果をそのまま公表するもので
1000キロの範囲のどこか、という予想なんだが。
それなら幼稚園生でもできる予想、つまり意味がない。
降水確率40%、降れば当たった、降らなければ当たった、となる。
確率論は科学者の中での話で、実際の天気予報での確率論は逃げや保身に過ぎない。
今回の台風。
数日前の進路予想は長崎県をかすめるように日本海へ、というルート。
ところが日を追うごとに南にずれて、昨日の鹿児島市あたりで上陸という予想も外している。
確率論に基づく予報円の一番端っこを進んでいるような感じだ。
これで気象庁は仕事をしたことになるのだろうか。
台風直撃と思っていた長崎の人には大外れである。
気象災害は一度起きれば多くの人命を奪う。
だからこそ、高級な公務員の彼らは保身のためにいろいろな小細工をして
外れていない、と言いたいのだろう。
個人的には、進路予想は昔のように線一本でいい。
補足説明として予報円を示して予測が難しいとコメントしたほうが親切だろう。