小学生の「夏休みの宿題」が減った理由

小学生の「夏休みの宿題」が減った理由 宿題もテストも通知表も“全廃”した学校
コメントには、「宿題がないとゲーム漬けになりそう」「勉強する子としない子の学力に差が出るのでは?」といった不安の声が上がった一方で、「やらされてやる勉強は身に付かない」「どうせ親が手伝っているのだから意味がない」などと宿題廃止を好意的に受け止める声も数多く見られた。業務負担は減るも、戸惑う教員たち
というヤフーニュース。

9月に入って大量の提出物をさばくのは大変な労力である。それに見合った学力向上などの進歩があれば多少のやりがいもあるだろうが、多くの人が経験しているように夏休みの最後の方にやっつけで終わらせる宿題に大きな進歩向上はない。
通知表の教員の負担も大変なもの。5段階の評価を出すだけでも面倒なのにさらに所見を書く。高校なら所見なしでも通るのだけど義務教育はそうも行かない。苦労して書いた所見は何度も点検されて誤字脱字なら仕方がないが、「、」があるとかないとか「,」を使うべきだとか、語尾を変えるとか、こんな書き方をしたら親が不審に思うかもとか直していくうちにAIが書いたような所見になる。さらにクラブと部活の順番が違うので全部書き直しなどなど、通知表がない方がいい理由は子どもとは関係ないところにあるのが悲しい。

夏休みの自由研究的な宿題も、9月にみんなで見せあって「オー」とかびっくりしたり褒められて嬉しかったりというのが楽しいのに教員の都合でなしにしてあげるというのも子供のためではないよなあ。

この裏側にはお約束の細かいミスを見つけては文句を言うクレーマーとそれを嗅ぎつけて騒ぎ立てるママ友のおばさんたちとそのまわりのチンピラ、これらの暗躍で管理職も一緒になって教員の首を締めるのである。
問題が多いプールもなしにして、授業も担任ではなくリモートやタブレットでエライ先生のお話を聞くようにして、どんどんなしを増やしていけばいい。